風水的ファブリックの選び方
部屋の中で広い面積を持つものは、風水のベースを決定するものとして重要視されます。このページでは陰陽五行に基づいて、カーテン、ラグ、カーペット、クッションなどの色や柄、素材と種類からこれらのパーツとしての性質を理解する方法をご紹介したいと思います。
前ページ「風水的家具&雑貨の選び方」をご覧になってからですと、より理解が深まると思いますので、そちらも参考にして下さい。
選び方1 素材、カラー、柄から陰陽五行を判別
木の気
カラーはグリーンやブルー。
柄は縦ストライプ柄、花柄、リーフパターンのファブリック。
すだれやイグサ、畳は木の気を持つとされます。
火の気
カラーは紫や朱色(明るい赤など)。
化学繊維のファブリックは基本的に火を持ちNGとされますが、30%の混合繊維ならOK。
柄は星柄やジグザグパターン、そしてアニマル柄。
土の気
カラーは黄色や茶色。
綿や麻、シルクなど天然素材とされるものは土の気を持ちます。柄はボーダー柄、チェック柄、市松模様。
金の気
カラーは白、金、銀、ピンク~鮮やかな赤。柄は水玉やドット柄、アーチ柄など。
水の気
カラーは黒や水色。素材はガラス繊維で
柄は縦のウェーブストライプや不規則なパターン柄。
陰の判断ポイント
ファブリックの陰陽判断はまずは素材で判断して下さい。
木と土の素材は陰です。
カラーは寒色系と黒。
陽の判断ポイント
陽の素材のファブリックはなかなかなく、化学繊維はNGとされててますが、どうしても使う場合はこれを陽と判断しておきます。カラーは暖色系と白。
ニュートラルの判断ポイント
ニュートラルか否かは素材ではなくカラーで判断します。
カラーは中性色とグレー。
基本的にファブリックは土の気を持ち、陰の傾向にあります。
ですので、色んな特性を出したい場合は、色とファブリックの柄のデザインで調節するとよいでしょう。
選び方2 カーテン編
ドレープ&レースカーテン
ウィンドウエレメントの中では陰の傾向がもっとも強いです。素材的に土。
カラーも陰にすると重すぎる場合もあるので上手く調節する必要があります。
ブラインド
最も陽の傾向が強いです。
プラスチック製のものは避け、より陽にしたければ金属製、ニュートラルにしたければ布製、木製のものを選択するとよいでしょう。縦型のものは木に属します。
スクリーン
カーテンとブラインドの中間なのでニュートラルな雰囲気です。
障子
少し陽の傾向がありますが、基本的にはニュートラル。木の性質を強く持ちます。
カーテンなどウィンドウエレメントのパーツはできれば落ち着いた雰囲気にしたいものです。
ただし黒いカーテンなどダークなものは陰の傾向が強すぎるので、他の家具での調整が難しいものもあります。
選び方3 ラグ・カーペット・マット・絨毯編
プレーンタイプ
毛足の短い一般的なプレーンタイプのものはそうでないものより部屋の気を安定させる効果があります。
基本的には土で陰ですが、様々なカラーやパターンがあるので調整はしやすいはずです。
シャギータイプ
毛足の長いシャギータイプのものはプレーンタイプより陰の傾向が強く、少し停滞させがちになります。このタイプは白など明るいカラーのものがよいでしょう。
長方形のラグカーペット
最も多い形で、陰の形です。
あまりに暗すぎると停滞感が強くなってしまうので、カラーや柄でうまく調整しましょう。
円形のラグカーペット
ラグの中では最も陽の形を持っています。カラーは陰の傾向のものでもバランスが取りやすいです。
正方形のラグカーペット
こちらも陽の傾向が強い形です。
陽のカラーでまとめるとより活発な感じになりますので、暗い部屋などにはピッタリですね。
不規則なラグカーペット
不規則なデザインのラグは水の気を持ち陽の傾向を持ちます。案外バランスの取れた組合せなのかもしれません。
床一面に敷き詰めるタイプのフロアカーペットは、床の木の気を押さえ込んでしまうので気が停滞しやすくなります。
玄関マットについては「玄関マットの色を風水的に選ぶ」も参考になさってください。
選び方4 クッションカバー編
ボーダー柄のクッション
ボーダー柄は土の気を持ちますが回転させると縦ストライプにもなるので使い勝手は良いかもしれません。
より安定感が欲しいならチェック柄がオススメです。
ドット柄のクッション
クラシックな花柄クッション
エレガントなタイプのものは金の気を持ちます。落ち着いたものは陰、派手なものは陽と判断しましょう。ヨーロピアンな雰囲気のものも同様です。
光沢感のあるクッション
光沢感を持つファブリックで作られたものも金の気をもちます。陽の傾向がとても強くなります。
アートなクッション
アートなデザインのクッションは火の気を持ち陽の傾向がとても強くなります。
アニマル柄も同様です。
モコモコのクッション
より柔らかい印象になるので、陰の傾向が強くなります。
Francfrancさんで扱われているクッションを参考にしましたが、基本的にはカラーが判断しやすいポイントだと思うので柄についてはプラスアルファで考えると負担が少なくていいかもしれませんね。
またクッションはアクセントになりやすいので、部屋の方位が司る色が使いやすいアイテムでもあります。
ファブリックは部屋を彩るとても便利なアイテムですが、多すぎると気の停滞を招いてしまうので気をつけてください。
季節によって気分を変えやすいので、ぜひお気に入りのファブリックを見つけてくださいね。
テーブルクロスも基本的にはクッションを選ぶときと同じように判断するとよいと思います。